パソコンや家電などの電子機器や携帯電話の基板には、金、銀、パラジウムなど微量な貴金属が使用されています。経済活動に伴い発生する膨大な使用済み基板は、鉱山から採掘されるよりも貴金属含有率が高く、その価値は「都市鉱山」として大きく注目されております。相田化学工業は、これらの廃基板から貴金属を回収・精錬し、新たな貴金属資源としてリサイクルします。
基板の価値を測定します

1枚あたりの基板に含まれる貴金属は微量ですが、これらが多く集まることで鉱山以上の貴金属を取り出すことが可能です。当社ではまず、基板の一部をお預かりし、どれだけの貴金属が含まれているか分析します。お客様が保有する基板の価値を客観的なデータでご報告します。基板をそのまま売却する場合と、基板の分析結果に基づいて売却する場合でどちらがお客様にメリットがあるのか、当社営業担当者がシミュレーションさせて頂きます。
基板のお預かりからご精算までの流れ
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基板の一部(数キロ)を分析サンプルとしてお預かりします
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基板を物理的・化学的に処理し、基板サンプルに含まれる貴金属の含有率を測定します
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基板をそのまま売却する場合と、分析結果に基づき売却する場合のどちらが、お客様にとってメリットがあるのか試算させて頂きます
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お客様の保有する基板類をお預かりします。お預かりした品物は自社工場(東京都府中市)に搬入します
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お預かりした基板に含まれている貴金属を回収します
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回収できた貴金属量を評価し、ご精算します
世界標準の貴金属分析・精錬技術
当社はプラチナ、パラジウムの世界的規格認定機関である、The London Platinum and Palladium Market(LPPM)において高品質な貴金属地金と分析技術が認められ、2012年6月に「Good Delivery」の認証を取得しております。

貴金属が回収できる基板の一例
パソコン基板(CPU・メモリ・マザーボード)、電子部品(コネクター、端子、接点)など貴金属が使用されている基板全般に対応可能です。
良くあるご質問
基板から回収した貴金属は戻ってきますか?
基板から回収した貴金属をお客様にお戻しする事も、貴金属を当社にて買取ることも可能です。
貴金属が含まれているかどうかわかりませんが・・・
基板の一部をサンプルとしてお預かりして貴金属の含有率を測定させて頂きます。
基板の種類毎に含まれる貴金属量を教えてください
基板に含まれる貴金属量は基板の種類や製造年度により異なります。技術革新に伴い、同じ種類の基板でもそこに使われる貴金属量は実際に異なります。古い基板の方が、貴金属を多く使用している傾向にはあるようです。詳しくは当社営業担当者にお尋ねください。
どんな貴金属をリサイクルすることができますか?
当社では金・銀・プラチナ・パラジウム・ロジウムをリサイクルする事が可能です。
基板は種類毎に分けた方が良いですか?
品物の種類毎に基板類が分類されている場合の方が、効率良く評価できます。可能であれば品物を種類毎に大まかに分類して頂くことをお奨めします。
基板が少量でも対応してもらえますか?
対応させて頂きます。しかしながら、基板から回収した貴金属評価が、処理コストを下回る場合もございます。品物の形状・状態などをお伺いし、お客様に最適なご提案をさせて頂きますので、まずは当社にご相談ください。